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Hizuru Pilgrimによる徒然なるブログ。
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昨年のグラミー賞で、Skrillexが最優秀ダンス/エレクトロニカ・アルバム賞と最優秀ダンス・レコーディング賞、最優秀リミックス・レコーディング賞の3部門を受賞してからというもの、Wobble Bassを特徴としたBrostepと呼ばれるサウンドが盛り上がりを見せていますが、2013年に入ってからもEDMブームを追い風としてさらに賑やかな事になってます。(Skrillexは本年度もグラミー2部門で受賞したそう!)ということで、今回はSkrillex以外で比較的音源の手に入り易い(アルバムが流通している、もしくはフリーダウンロードの出来る)アーティストとそのアルバムをご紹介!


Modestep / Evolution Theory

ダブステップ本家のUKから現れた4人組のダブステップ×ロックバンドの1stアルバム。こういったロックとクラブミュージックのミクスチャーというのは、PendulumやHadouken!に前例があるように、実にUKらしいスタイル。出るべくして出てきたバンド、という気がします。日本盤もありますが、輸入盤の2CD Deluxe Editionがオススメ。xKoreやDocument One等のブロステップ勢によるよりフロア指向なリミックスから、UKガラージの王者MJ Coleによる2ステップミックスまで入ってますよ!




Knife Party / 100% No Modern Talking

昨年、惜しくも無期限活動休止となったPendulum(しかも、その告知がTwitterでのつぶやきって!)のボーカリストRob SwireとベーシストGareth McGrillenによる新ユニットがこのKnife Party。現在、CDでのリリースはありませんが、1st EP『100% No Modern Talking』に収録の4曲は彼らのSoundCloudから2013年3月現在ダウンロード可能になっております。一番人気の"Internet Friends"は現在91万再生。(ニコ動であればあと少しで伝説入りですよ!)ダブステップよりも、どちらかと言えばエレクトロハウスの楽曲が多いユニットですが、Pendulum譲りの殺傷力を携えたトラックは、どれも文句なしに傑作です!



Cypress X Rusko / Cypress X Rusko EP01

ブロステップの代表的アーティストであるRuskoと、ヒップホップの重鎮Cypress Hillによるユニット。Ruskoお得意のWobble Bassは鳴りを潜め、ブロステップと言うよりは、エレクトロの気配を感じさせるグライムといったトコロ。派手にうねるWobbleはありませんが、重心の低いベースがフロアを揺らします。余談になりますがCypress Hillは、2000年頃からミクスチャーだったりドラムンベースだったり、その時々で盛り上がっている他ジャンルへの接近を常に試みているので、今後の動きにも注目したいですね。EP01と銘打っているあたり、続編に期待してもいいものか…?


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Gilles Petersonが主催するBrownswood Recordingsからのセカンド。ファーストに比べ、よりストリート色の強いアルバムになっています。それもその筈、ゲストトラックにはFlying Lotus、Moodyman、DJ Mitsu The Beatsと、クラブミュージックラヴァーなら知らない人はいないのでは?というビッグネームがずらり。レーベルメイトであるBen Westbeechとのツインヴォーカルまであったりと、強力なゲスト陣の中にありながらも、Joséの歌声によりしっかりと統一感を保っているトコロは流石の一言。どこを取っても美味ですが、ダブステップを牽引するアーティストBengaの"Emotions"を生音でカバーするという実験的な一曲"Warrior"は、特に聴いていただきたい。



筆者が唯一買っているテクノ系レーベルBpitch Controlからのリリースという事で、インパクトの強いジャケも手伝って買ってみた。ら、これが大当たり!レーベルオーナーであるEllen Allien女史の作品にもブレイクビーツからの影響が垣間見えるケド、このJahcooziに至っては、ルーツダブマナーを感じさせる正真正銘のダブステップ。調べてみると、今作以前からこういったダブ影響下のトラックを多々リリースしているようで、知る人ぞ知るアーティストらしい。ダブステップとは言っても歌モノが中心で、ポップで聴きやすいトラックが多く、ホームリスニングにもオススメです!



ドラムンベースの大御所Noisiaがプロデュースとの事で、発売前から楽しみにしていたセカンド。期待通りのぶっとい足回りに、Hadouken!のアグレッシブなバンドサウンドが相まって、これぞニューレイブ!といった、スカッと胸のすくサウンド。日本盤には"Turn The Lights Out"のSporによるドラムンベースリミックス、JFBによるダブステップリミックスなんかも収録されて、そっち方面の音が好きな人には堪らない仕様になってます。The Prodigy『Invaders Must Die』あたりが好きな方にもオススメ!
という動画を見つけたのでご紹介。ProdigyのSmack My Bitch Upと言えば、彼らの代表曲であり、クラシック中のクラシック。クラブミュージックの垣根を飛び越えロックシーンにまで影響を与えたモンスターチューンですね。再現のクオリティもかなり高く、ざっくりと解説もあるのでプロダクションの参考にもなるかと思います。Smack My Bitch Upとは何ぞや?という方はオリジナルと聞き比べてみても楽しいカモ。



が、とっても良い件。いつもはクラブミュージックを中心にご紹介させていただいてる当ブログですが、今回は主に自主制作、同人のフィールドでご活躍されているELECTROCUTICAさんをご紹介したいと思います。


ELECTROCUTICA(エレクトロキューティカ)とは、Treowと喜多嶋時透が主宰する連盟。2010年2月7日 00作目の音源「Hysteresis(ヒステリシス)」発表と共に始動した。或る政略の遂行のために結成されたプロジェクトである。作曲・音楽監督・総合プロデュースをTreowが担当、ビジュアル(PV・イラスト・デザイン)制作と企画・ディレクションを喜多嶋が担当し 作品毎に流動的に展開する形態を取り、多様なアーティストが参加している。(ニコニコ大百科より引用)

ニコニコ動画で、主にVOCALOID楽曲を発表しつづけ注目を集めてきたTreowさんと、映像作家の喜多嶋時透さんのプロジェクトで、今や飛ぶ鳥落とす勢いのELECTROCUTICA。その実力は動画を見ていただければ一目瞭然ではないでしょうか。特にサウンド面に注目させていただくと、クラブミュージック的なリズムトラックに、ジャジーなキーボードプレイや対位法を用いたストリングスアレンジ等、非常に高度で折衷的なプロダクションになっているのがお解りいただけると思います。これだけ緻密なサウンドを確立しているにも関わらず、ヴォーカル曲としてのキャッチーさも両立させてしまうTreowさんの手腕には脱帽!また、そのTreowさんの楽曲に、時透さんのビジュアルワークが相まって、なんとも幻想的で唯一無二な世界観に仕上がっております。YouTubeやニコニコ動画では、他にもフルレングスで視聴できる作品が多々あがっておりますので、是非ご一聴下さい。次回作も着々と製作が進んでいるようなので、そちらにも期待!


"Hysteresis"の中でも特にお気に入りの、ファンキーな一曲。後半、ドラムンベースになっちゃうトコが、またニクい!
Pilgrim初のコンセプトアルバム"What a Wonderful World"より、Tr.2"L5 Proxy feat. HARD GU.W-CI"をフルレングスでお届け!ただいまAmazon様にてお取り扱いいただいております。M3-2010春(K045)でも配布予定ですので、どうぞよろしくお願いします!

プロフィール
HN:
Hizuru Pilgrim
性別:
男性
自己紹介:
09年インディーズレーベル"What a Wonderful World"を立ち上げ、同名のコンセプトアルバムをリリース。トラックメイキングの傍らドラムンベースDJも少々。

現在はmirgliP名義でのボカロ曲投稿を中心に活動中!これまでの投稿動画はコチラ

twitter : @mirgliPilgrim
Mail : pilgrim_breaks@hotmail.co.jp


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